弔事のあれこれトップ > 新盆について
 
 
人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん)」又は「初盆(はつぼん)」と呼びます。
(忌明け前にお盆を迎えたときは、翌年を新盆とします。)

故人が仏になって初めて里帰りするということで、故人の近親者は盆ちょうちんを贈り、初盆を迎える家では身内や、葬儀のときにお世話になった人も招き、ていねいに供養します。

盆棚には、決まったお供えのほかに故人の好きだったものを供えます。
仏壇には霊供膳を供えますが,故人の好きだった料理を盛るようにします。
また新仏のための祭壇を通常の盆棚とは別に用意することもあります。

お経(棚経)がすんだら茶菓子などでもてなし、お礼として「御布施」と表書にした金包を渡します。
また、ちょうちんですが、最近では使う事がない場合や、家族にそろえていただくことが多いので1万円から2万円の現金を贈ることが多くなっています。この時のちょうちん代へのお返しは不要です。

お盆は、地方によって異なります。
毎年七月十五日のほか旧暦の七月十五日に行うところや月遅れの八月十五日のところなどもあります。
いずれにしても、十三日の夕方には門口で迎え火を焚き、盆提灯をつけて精霊が迷わずに帰れるようにします。

十四、十五日は精霊は家にとどまり、十六日(十五日の地方も)に送り火を焚いて送ります。