座禅のすすめ
 
○お釈迦様が亡くなる前に「私の鎖骨は、火葬にしてストゥーパ(塔)を作り、花や香をあげ礼拝すれば、功徳がある」と言われました。この卒塔婆(そとうば)供養がお墓の供養の始まりと『法華経』にあります。
○古代の豪族たちは、死者の魂を封じ込め、タタリを避けるために墳墓を築きました。その後、仏教の伝来や文明が進むにつれ、江戸時代に先祖の供養の為にお墓を立てるようになりました。
 
 
一、合奏【がっしょう】
     
●墓石や周りを
 掃除する
●新しい水を墓石に
 かける
●ロウソク、線香、
 花、供物を供える
●手を合わせて、
 礼拝をする
 
 
 仏教伝来以来、戦乱の世の中に末法思想に怯え、人々は西方浄土に心の安らぎを求めて、太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日「お彼岸」を、ご先祖さま(仏さま)を偲ぶ日として、お墓参りに行く習慣が出来たのであります。
 私達の本来具え持っている清浄なる心に気づかせていただける場所が、お墓やお仏壇の前なのではないでしょうか。
 現代社会においても、日々の生活に満たされていない私達が何処に「心の安らぎ」を」求めているのでしょうか。お盆やお彼岸にお墓参りや仏壇で手を合わせているのは、ただの習慣だからではないはずです。人生の節目に報告をしたり、悩みや迷いがある時に心を落ち着かせるために訪れてもよいでしょう。
 今、私達がここにいるのは、ご先祖様から連錦と続いた生命があるからです。その恩に報い、感謝する生活を家族で心がけましょう。
 
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