数珠は本来は宗派によってデザインが異なりますが、現在市販されているものの多くはどの宗派にも通用します。
 
菩提樹の実
黒檀、白檀、紫檀といった木製のもの、
宝石、貴石のメノウ、水晶、ガラス、真珠、白珊瑚など

値段も材質の違いで1,000円程度〜数万円もするものまでと幅広いです。
季節で使い分けるという人もいます。

珠の数は、108が基本です。
それは、除夜の鐘を108回撞くのと同じで、俗に百八の煩悩といわれる人間の限りない欲望と執着の量を表します。
この乱れ易い心を、仏のみ教えにより、数珠をつまぐり念仏する事で救われるといわれています。
正式には108の珠を基本ですが、現在では持ちやすい1/4の27玉や108にちなんで18玉など様々です。

一般に男性用は大きい玉、女性用は小さい玉でできています。
数珠は、貸したり借りたりするものではありません。家族でも一人ひとり、自分の数珠を持つとよいでしょう。
また、仕事関係の弔事に備えて、職場用にも一つあるとよいでしょう。
 
持ち歩く時
左手首にかけるか手で持ちます。
 
合唱の時
短い数珠 …… 合わせた両手の親指と人さし指の間にかけ親指で押さえるようにします。
長い数珠 …… 両手の中指にかけすり合せます。