座禅のすすめ
 
 
九、左右揺振【さゆうようしん】
    身体を落ち着かせるために行います。

上半身を振り子のように大から小へ左右に揺り動かして、坐相をまっすぐに正しく落ち着かせます。
 
 
 
十、上体の作法
    背骨をまっすぐに伸ばし、下腹を突き出すようにして腰にきまりをつけます。
両肩の力を抜き、首筋には力を入れず顎を引き、頭で天をつきあげるようにすると背骨がまっすぐになります。
 
 
 
十一、目の作法
目は閉じてはいけません。自然のままに開いておきましょう。

視線は、およそ一メートル前方、約四十五度の角度に落としたままにして、よそ見をしてはいけません。
 
 
 
 
十二、欠気一息【かんきいっそく】
    形を正したところでする息です。

深々と息を鼻から吸い込み、これを徐々に口から吐き出します。

この深呼吸を数回行った後は、自然と鼻からの呼吸にまかせます。
 
 
 
十三、口の作法
    舌の先を上の歯の内側の付け根につけ、歯をしっかりと揃え唇を密着させます。

口を真一文字に結んで、開けたり動かしたりしてはいけません。
 
 
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